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11.262016
スマートフォンサイトを使った営業・販売で成功するには
スマートフォンサイトに限らず、パソコン用ホームページもそうなのですが、作っただけではなかなか効果は表れないものです。
私がクライアントさんによく言うのはホームページを持つということは新たな支店を持つことです。支店や支部を作るとなれば顧客の階層や商圏の住民数、見込める売り上げやそのために必要となる店舗の規模、従業員の人数など様々なものを考慮したうえで支店を築くと思います。もちろん、WEBサーバーという仮想空間内でのオープンですからそこまで経費は掛かりませんが考え方はWEBもリアル店舗も一緒です。
リアル店舗であれば集客が良くも悪くも見えるため、また、掛かる経費も増大になるため、一生懸命にそろばんを弾くものですが、ホームページに関して言えばおざなりな経営者が少なくありません。そういった社長さんに共通するのはホームページというものをあまり信用しておりません。営業にしろ、店頭での販売にしろ、売り上げを上げるのは頭ではなく、「足」という意識の社長さんが非常に多い。確かに、その考えはもっともです。営業マンに限らず、新聞記者、雑誌の記者、記事は足で書けというぐらいフットワークの軽さが何よりも大切なのはあきらかです。競合する他社とコンペになったとき、熱心に通ったものが最終的に案件を勝ち取るということはインターネット全盛のこの時代に於いても疑いはありません。
だからこそ余計に仕事の出来る社長さんはネットなどに頼らず地道に動けということになるのでしょうけど、せっかく動くのであればネットと連動してはどうかと思うのです。
おかしな話ですが世間ではホームページを持つ企業やお店の従業員(或いは経営者自身)より、顧客の方がホームページの内容をよく知っているということが少なからずあります。我々が思うより、サイトの利用者であるユーザーは中身を精査し、同業他社を含め、商品やサービスを吟味しているのです。それなのに肝心の販売員である従業員がサイトの中身を知らなかったらどう思うでしょうか、ホームページに書いてあることを尋ねられて答えられないようでは店員として失格だと思いませんか。実査のお店に出かけ、○○という商品はどこにありますかと尋ねているのに、商品の場所はおろか、その商品があるのかどうか、果てにはその商品がなんなのかすらも分からない、こんなバカげた話って一般の店舗ではまずないはずです。
それがインターネット支店であるホームページでは頻繁にあるのが現実です。ホームページを信用していない経営者であればあるほどこの傾向は顕著です。せっかく社長を含め、従業員が足を棒にして働いているのにもったいない。こんなことは普段からホームページとはもう一つの支店だというふうに思っていればなんてことのない話です。今どきサイトを見れない環境の人って殆どいないワケですから休み時間や朝礼のときにでも従業員に見てもらえば済むことです。
また、実際の店舗では掃除が行き届き、商品もピカピカなのに、ホームページでは数年前から内容を更新せずほったらかしということが少なからず見受けられます。理由はいろいろあると思います。ネットに詳しい社員がいない(或いは辞めてしまった)、ホームページ制作会社と疎遠になりそれっきり等など。
スマートフォンサイトで新たな見込み客を獲得しようと思ったら、まずは新たな支店を出すつもりで取り組んで頂きたいのです。中小企業の場合、それだけのために新たな従業員を入社させるのは現実的ではありませんから、当然、経営者さんも含め、今の従業員の方々にも協力してもらう必要があります。当然、間に入る制作会社の人間とも積極的なお付き合いが必要になるでしょう。こうして従業員一丸となってインターネット支店に取り組めば絶対に効果は表れます。これは自分自身の過去の経験から鑑みましても疑いがありません。
スマートフォンに限らず、ホームページを新規で制作しようと考えていらっしゃる方、ホームページからの売り上げがあまり芳しくない方は今一度ホームページというもののあり方をよく考える必要があると思います。
だからといって難しい専門用語は必要ありません。そんなものは制作会社に任せとけばいいのです。そうじゃなく実際の支店を持つならばという視点でホームページ運営を考えてもらいたいのです。